芸術と文化

小川原脩 記念美術館

美術館外観
美術館外観

小川原脩(おがわら しゅう)
1911-2002

倶知安出身の小川原脩は東京美術学校(現、東京芸術大学)を卒業後、前衛画家として活動を始める。超現実主義の美術文化協会設立に関与。戦後は倶知安町に戻り60年間この土地で創作活動を続けた。

60歳から中国、チベット、インドで創作の新境地を開拓した。美術館は小川原脩作品を展示する常設展に加え、年間を通して企画展を開催している。羊蹄山の眺めが素晴らしいロビーを持つ。

倶知安町北6条東7丁目1
0136-21-4141

俱知安町サイトからの紹介

倶知安風土館

風土館外観
風土館外観

倶知安町の豊かな自然を学べる博物館。「見て、触れて、感じる博物館」として、解説を大幅に抑えた展示。触る事が許された資料など、生きた暮らしの知恵を伝える博物館です。

館内はニセコと羊蹄山の自然をテーマにしたゾーン、歴史と暮らしを紹介するゾーンを設けています。風土館と美術館の緑豊かな庭園も魅力的です。

倶知安町北6条東7丁目3
0136-22-6631
俱知安町サイトからの紹介

スキーやスノーボード、ニセコの自然を題材に創作活動を続ける写真家 渡辺洋一のギャラリー。オリジナルプリントを展示、販売しています。森のなかにある小さなギャラリー。予約制です。

倶知安町字山田105番-20 0136-22-6890

渡辺洋一のサイトへ

大仏寺本堂の天井画

大仏寺天井画2

倶知安町指定有形文化財(昭和46年3月30日指定)

天瑞山大仏寺本堂の天井に描かれた178点。花鳥風月や観音様などを描いた墨絵と彩色画は、初代住職であった斉藤忍髄より、大正3年頃から描き始め、大正7年7月に完成しました。昭和46年に倶知安町指定有形文化財の第1号に指定されました。平成7年、真吉勝俊住職の代に本堂の大改修がなされ、新しい格天井に鮮やかな色彩が蘇りました。見学は事前予約が必要です。

倶知安町字旭100
0136-22-1039

倶知安赤坂奴

赤坂奴

倶知安町指定無形民俗文化財(昭和60年7月1日指定)

赤坂奴(あかさかやっこ)は江戸時代、大名行列で先導役を務めた者たちの振りの一形態で、かまひげを付け、槍、長柄、挟箱を持った奴たちによって編成されたものです。倶知安町では昭和8年、陶山増太郎と佐藤村蔵の指導を受け、当時の第一青年団によって奉納されたのが始まりです。戦争によって一時中断されましたが、戦後復活し八幡地区の人たちによって保存、伝承がなされてきました。80年近く地域の方たちによって守られてきた伝統ある民俗伝承のひとつです。例年7月末の倶知安神社例大祭奉納奴行列や夏のくっちゃんじゃが祭りの前振りの奴行列で勇壮な所作を披露しています。

羊蹄太鼓

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倶知安町指定無形民俗文化財(平成9年11月1日指定)

太鼓のロクさんこと高田緑郎さんが昭和38年に創作した太鼓の演奏曲「羊蹄太鼓」は、四季折々の羊蹄山の姿、山頂を目指す人たちの姿を太鼓で表現したものです。羊蹄太鼓はこの町の人たちにとって、ふるさとの音であり、ふるさとの調べでもあります。「太鼓はね、人の心を映すんだよ。上手も下手もないんだよ、大きな声を出して、楽しく打つ、それがロクさんの太鼓なんだよ」、この言葉どおり、羊蹄太鼓は子どもから大人まで親しまれ、演奏され続けてきたふるさとの太鼓なのです。毎年8月上旬と10月中旬には北海道各地から太鼓団体が倶知安に集まり大がかりな太鼓の演奏会が開かれます。

倶知安羊蹄太鼓保存会事務局
0136-23-2759